現金出納帳はExcelで簡単に作成できます。
現金出納帳の作成方法
現金出納帳は現金取引の入金と支払、その内容を記録する帳簿です。
この帳簿をExcelで作成してみましょう。
まず、Excelを開きます。
現金出納帳に必要な情報は、下記の6つです。
①日付
②入金額
③支払額
④取引先
⑤摘要(取引の内容)
⑥勘定科目
⑦残高
まずは、この7つの項目を作成し、残高の1行下に開始残高を入力します。
今回は10,000円と入力しました。
B列の日付は「セルの書式設定」から日付を選択し、「2012/3/14」の形式がおすすめです。
H4のセルに「=H3+C4-D4」と計算式を入れれば残高が反映されます。
その後、入力したセルを選択し「ホーム」→「スタイル」→「テーブルとして書式設定」を押すと下のようになります。
日付を入力すれば残高も自動で更新されます。
あとは入力するだけです。
科目が悩みどころの人へ
おそらく勘定科目がわからずに挫折する人が多いと思います。
会計に慣れている人であれば該当する科目は簡単にわかると思いますが、慣れない人にとってこの勘定科目は難しく感じるはずです。
ただ、勘定科目は会計の法則にのっとっていればある程度自由でも構いません。
例えば、「消耗品」と「事務用品費」についてどちらの科目か悩んだとします。
この場合、「事務用品費」は一切使わずに、すべて「消耗品」勘定で処理をしてしまっても構わないということです。
ただし、全然わからないから全部雑費でいいやとか適当な処理をしていると税務署に目を付けられることもあります。
ある程度の会計の原則に従う必要はあるのです。
中小企業であれば出てくる勘定科目は限られていると思います。
- 売上
- 仕入
- 広告宣伝費
- 荷造運賃
- 役員報酬
- 給料手当
- 法定福利費
- 厚生費
- 減価償却費
- 修繕費
- 消耗品費
- 水道光熱費
- 旅費交通費
- 手数料
- 租税公課
- 交際接待費
- 会議費
- 保険料
- 車両費
- 新聞図書費
- 地代家賃
- 雑費
十分多いよという声も聞こえそうですが・・・
税理士がついているなら、「仮払金」勘定にしておき、あとで確認すれば問題ありません。
毎日管理する
現金出納帳は日々の現金残高を帳簿の残高と合わせる必要があります。
本来ずれないものがずれているということは、金額が間違っていたり、モレがあるからです。
そんな状態では正確な数字はでません。
現金出納帳は、毎日処理するのが基本です。
また、領収書をためてしますと、処理がめんどくさくなりどんどんたまっていきます。
毎日処理しない→領収書がたまる→入力がめんどくさくなる→入力しない→さらに領収書がたまる→数字の把握ができない
という悪循環に陥ります。
毎日やれば10分あれば終わります。
後でまとめてやって苦労するのと、毎日少しの時間ですっきり管理していくなら後者の方が絶対におすすめです。