マーケティング用語で「バリュープロポジション」という言葉があります。
バリュープロポジションとは
AI時代が到来すると騒がれている世の中で自分自身に価値をつけておくことは非常に大事な考えになります。
その自分自身の価値を作るうえでか欠かせないのがバリュープロポジションという考え方です。
バリュープロポジションとは、「顧客が求めていて自分しか提供できない価値」のことをいいます。
上の図を見てみてください。
バリュープロポジションは3つの要素からできています。
①自分が提供できるもの
②顧客が欲しいと望むもの
③他社が提供できるもの
バリュープロポジションは①と②が重なる部分のうち、③が重ならない部分のところ(手書きの網掛け部分)です。
つまり、自分が提供できるもののうち、顧客が欲しいと望むもので他社が提供できないものです。
顧客が欲しいものでも他に選択肢があればダメという考え方ですね。
このバリュープロポジションは下記の手順で作っていきます。
①自分の強みを徹底的に考える。
②自分の強みを必要としているターゲットが誰かを考える。
③そのターゲットが自分の強みをなぜ必要としているのかを考える。
④相手が必要としていることにどう応えるか。
自分の強みの探し方
まずは、自分の強みを徹底的に考えます。
自分の強みは何かしらあるはずです。
もし、見つからないということであればおすすめの本があります。
「さぁ、才能(自分)に目覚めよう-ストレングス・ファインダー-」という本です。
アクセスコードが付いており、ログインをして質問に答えると自分の5つの資質を導き出してくれるというものです。
ちなみに自分の資質は下記の5つでした。
1. 成長促進
成長促進という資質を持つ人は、他人の持つ可能性を認識し、それを伸ばし、目覚めさせます。他人の小さな進歩の兆候を見逃さず、このような進歩を実現することから充足感を得ます。
2. 共感性
共感性という資質を持つ人は、自分を他人の状況に置き換えて考えることにより、他人の感情を察することができます。
3. 親密性
親密性という資質を持つ人は、他人との緊密な関係を楽しみます。目標達成のために友人と努力することから、大きな満足感を得ます。
4. ポジティブ
ポジティブという資質を持つ人は、情熱的であり、しかも自然にその熱意を人に分け与えることができます。生き生きとしており、他人に活気を吹き込み、やる気を起こさせることができます。
5. 最上志向
最上志向という資質を持つ人は、強みを利用して、平均的ではなく最高の水準を、個人ないしは集団において追求します。単なる強みを最高レベルのものに変えようとします。
自分では何もないなと思ってもこういった本から自分の強みを見つける手助けをしてもらうことも一つの手です。
ブルーオーシャンにつながる考え方
バリュープロポジションは他者が提供できないもので自分の強みを提供する考え方ですので、必然的にブルーオーシャンに行くことになります。
※ブルーオーシャンとはライバルがいない市場のこと(血で汚されていない真っ青な大海原、つまり未開拓の新市場)
これからの時代は、こういった考えが必要になってきます。
AI時代が到来すると、価値主義となりその人自体に価値がないと生き残ることができないと言われています。
予測された未来は完全にとは行かないまでも大体予想通りになるでしょう。
AIに代替される中で自分が生き残る方法。
今のうちからバリュープロポジションという考え方を意識して、常にブルーオーシャンにいる状態を作ることができれば怖くはないでしょう。