大勢の人前で話すときは誰でも緊張するものです。
ただ、緊張しないためにできることはあります。
緊張は誰でもするもの
緊張は誰でもします。
心臓がドキドキし、手足が震え出し、声の震えが止まらないという人も多いでしょう。
頭が真っ白になってしまったり、顔が赤くなったり、急に汗が出てきたりする方も多いと思います。
私も例外ではありません。
これには仕組みがあります。
人は不安や恐怖を感じると、神経伝達物質「ノルアドレナリン」が血液中に多量に分泌され、自律神経のうちの交感神経を刺激します。
すると心拍数や血圧、体温などが急上昇します。体温を下げるために汗をかき、筋肉が硬直することにより震えが起きてきます。
消化機能が抑えられるため、食欲がなくなったり、お腹が痛くなったりします。
ただし、これらの症状は普通のことです。
身体が戦闘態勢に入っている状態なのです。
人前に立つという行為はある意味「危険が差し迫った状態」で、交感神経が優位に立つことで、集中力・身体能力を高め、パフォーマンス向上へとつながるのです。
人間の仕組みはよくできていますね。
緊張は心と体を助けてくれているのです。
自分がもっているもの以上を見せたがる
失敗したらどうしようと不安になり、だんだん緊張してきます。
自分が持っている理想が自分の力以上の状態になっているため、緊張するのです。
人はなんとかよく見せようと考えてしまいます。
よく見せるではなく、自分が持っているものを全部出し切るだけでいいのです。
よく見せようとするからちゃんとできるかな、失敗しないかなと色々不安になり、緊張をしてしまうのです。
こうしなければいけない、これをしなくてはいけないと自分で枠をつくってしまい、その枠を外さないようにと考えが縛られてしまいます。
前準備はしっかりと
一瞬で緊張を吹き飛ばす魔法はありませんが、事前にできる対策はあります。
例えば、
・何度もリハーサルをする。
・話す内容の詳細なメモをつくる。
・最初の部分だけでも繰り返し練習しておく。(出だしがスムーズになるだけで幾分緊張がほぐれます。)
・友達にきいてもらう
場数をこなすことも大事です。
本番で反省点があれば、儲けものです。
その反省を振り返りどこがいけなかったかを把握し、次に生かす。
失敗はチャンスです。